8月の暑い時期に夫と二人でスペインのグラナダに行きました。旅の目的はアルハンブラ宮殿に行くこと。まず日本から飛行機でバルセロナにいき、サグラダファミリアをみて一泊してからスペインの国内線の飛行機でグラナダに行きました。夏といっても日本のように湿度が高くないので過ごしやすかったです。地中海の美しさに癒されます。その場で水着と浮き輪を買って泳いだのは本当に良い思い出です。アルハンブラ宮殿は前から行ってみたいあこがれの地だったのでとても楽しい旅でした。
バルセロナでは地中海の海のそばにたくさん美味しい食事をできるお店があるので海風を感じながらパエリヤや魚介のスープをいただきました。濃厚なスープにライムがついてきて疲れた体にきゅっとエネルギーを与えてくれました。グラナダではとにかく驚いたのが、お酒を頼むとついてくるおつまみの量です。
赤ワインに甘いフルーツがたっぷり入ったサングリアが有名ですが、デキャンタで頼むとパエリアがついてきた!なんてお店もありました。おつまみはお店によって違うのでもう楽しくてここに暮らし続けたら、ハッピーな人間に生まれ変われそうだと思ったほどでした。
アルハンブラ宮殿の近くのホテルに泊まりましたが朝食もバイキング形式で満足な内容でした。とくにスモモが甘くて香りが豊潤でとってもおいしかったです。毎日違うメニューが並ぶので朝食が楽しみでした。しっかりお腹いっぱいになるのでランチの時間が遅くなり、夕飯の時間も遅くなってしまいましたが、結局夜はお酒を飲むのでおつまみだけで十分な程でした。
お店でご飯を食べていると、流しのミュージシャンがやってきて演奏をしてくれます。サングリアをのんで美味しいパエリアをつまみながら聴く生演奏は何とも贅沢なものでした。さすがにギターの国といわれるだけあってストリートミュージシャンのレベルも高いなと感じました。演奏が終わると各テーブルに帽子やかごを持ってきます。演奏が気に入ったらお金を入れてあげるのです。日本にはない習慣なのですごく新鮮で楽しかったです。
あとアルハンブラ宮殿の周りにはお濠があり、川が流れています。すごくきれいな川で夏だったので下まで降りて水浴びをしました。長い時間をかけて角が取れたタイルのようなものを見つけたり、きれいな石があったりと川遊びも楽しかったです。夏ならではの遊び方です。
スペインはチュロスをあったかいチョコレートにつけて食べる習慣があるようで、私もとっても美味しいチュロ屋さんに出会いました。大きい揚げパン5本とカップにたっぷりのホットチョコレートが目の前に出てきた時の幸福感は忘れられません。
アルハンブラ宮殿の観光では当日券を手に入れるため朝の6時ほどからアルハンブラ宮殿に行って並びました。すでに行列ができていて、入れるのか不安でしたがなんとかチケットを手に入れることができました。やはり個人で行く場合は事前のリサーチが必要不可欠だと少し反省したエピソードです。
そして無事に素晴らしい宮殿の中を歩くことができ、感無量でした。装飾は気が遠くなるほどの細やかさで誰しも一度は訪れるべき場所だと思います。アルハンブラ宮殿を見学し、帰り道に門をくぐったところで一人の女性に声をかけられました。ローズマリーを差し出してきました。スペイン語が分からない私はよくわからないままそのローズマリーを受けとってしまいました。
そして彼女は私の手相を占いはじめ…(夫はお金を取るならやめてくれといったそうなのですが)結局いろいろと占われた後お金を請求されました。まぁ、一言でいうと観光客狙いの詐欺にあったんです。彼女が要求した額は二人で2回ランチができるほどの額でした。ローズマリーを受け取ってしまったがばかりに痛い目にあいました。皆さん気をつけてください。
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